忙しい合間に食事をとっていると、あっという間に食べ終えてしまうことはないでしょうか。
子どもの世話や仕事に追われる中、早食いが習慣化すると食べ過ぎや体重増加、胃腸トラブルなど思わぬ悪影響を招く可能性があります。
この状況を改善したいなら、一口あたり「30回噛む」ことを目安に咀嚼を意識してみてほしいです。
特別な器具や新しいレシピを用意せずに取り入れられるので、時間に追われがちな人こそ試してみる価値があります(私も。)
早食いのデメリット
食事を早く済ませようとすると、満腹感を得る前にカロリーを摂り過ぎてしまいがち。
脳が「もう十分」と感じるまでにはある程度の時間が必要ですが、早食いをしているとその猶予はありません。
結果として胃もたれや肥満リスクが高まり、食後の倦怠感も増す恐れがあります。
さらに、噛む回数が少ないと消化酵素を含む唾液との接触が不足し、胃腸に余計な負担がかかります。
ちなみに私は泊りで出かけに行ったとき、油っぽい物を早食い、つまみ食いしすぎて胃がもたれました…
「30回噛む」習慣のメリット
一口につき30回噛むことを心がけると、自然と食事のスピードが遅くなります。
ゆっくり噛むことで脳が満腹信号を受け取りやすくなり、食べ過ぎを防ぐことができます。
また、咀嚼によって食べ物が細かく砕かれ唾液としっかり混ざるため、胃腸への負担が軽減され、消化がスムーズに進みます。
さらに、噛むことで食材の味や食感をより深く楽しめるため、時間がない中でも食事の時間がより楽しくなります。
私はとくに、満腹感を感じるところにメリットを感じてます。
いつも「もう少し何か…」とおもって余計なものを夜に食べてしまうので…
継続のコツ
最初から30回を厳密に数えようとすると、かえってストレスを感じてしまうかも。
そこで、「口に入れた食べ物がなくなるまで噛む」意識をもつだけでも十分に効果を期待できます。
口に運んだら一度箸やフォークを置き、落ち着いて咀嚼に専念するのも早食い防止には有効です。
ただ、意識しないと10回もしないうちに飲み込んで「ヤバ!」ッとなるので注意。
気持ち、食材を舌に充てないように意識しながら噛むと30回は割とすぐ噛めます。
デメリットは味をダイレクトに感じれなくなるので好みはあると思います。
噛み応えを増やす工夫
玄米や雑穀米、きのこ類、海藻、根菜など、噛み応えのある食材を意識的に選ぶと、一口あたりの咀嚼回数を増やしやすいです。
忙しい中でも、白米を玄米に変えるだけならそこまで負担が大きくないはず。
こうした食材には食物繊維が豊富に含まれ、便秘予防や血糖値の上昇抑制など、多面的な健康効果も期待できるのでオススメ。
白いご飯だけで30回はかなり意識しないといけないので、物理的に30回噛まないと飲みにくい物に寄せるのは全然あり。
まとめ
早食いを改善し健やかな身体を保ちたいなら、一口あたり30回噛むことを習慣づけるのが手っ取り早いです。
噛む回数が増えると満腹中枢が刺激され、結果的に摂取カロリーを抑えやすくなるのもメリット。
また、十分に咀嚼することで胃腸の負担を減らすと謎の体調不良も起きにくくなるかもしれません。
最初はやや大げさに感じるかもしれないですが「落ち着いて噛む」という意識を継続すれば、忙しい日々の中でも少しずつ早食いの癖を改善できます。(あとは私のコツも。)
自分や家族が少しでも健康的に食事を楽しめるよう、まずは一口を丁寧に味わうことから始めてみてください。